「記事を作成したけど、なかなか上手く書けないな・・・」
「要領が悪く、時間ばかりが過ぎてしまう」
「せっかく時間をかけてテストライティングしても、案件がなかなか獲得できない」
こんな悩みを抱えている新米Webライターの方は多いのではないでしょうか?
では、なぜこのような悩みを抱えてしまうと思いますか?
結論を言ってしまうと、記事を書く上で「心得」と「基本」が身についていないからです。
以前の私も基本が身につかないまま案件を獲ろうとしてしまい、上手くいかない時期がありました。
でも、実際に結果を出しているライターの方が講師を務める講座を受講したり、関連書籍で知識を深めることで飛躍的にライティングスキルを向上させることができたのです。
その結果、求人サイト関連の案件にテストライティングの末、合格することができ、現在では継続的に複数の案件を獲得できています。
この記事では、
- Webライターが読まれる記事を書く前に心得る3つのこと
- Webライターが読まれる記事を書く前に準備する3つのこと
- 読まれる記事を書くための4つのポイント
- 読者に最後まで読んでもらうための4つの工夫
についてご紹介します。
現在Webライターとして活動している私が、実際に学んだ講座や関連書籍から得た知識。
そして複数の案件を獲得してきた経験を元に作成している記事です。
新米ライターの方にとって有益な情報が提供できる記事になっています。
ぜひ最後までお読み下さい。
Webライターが読まれる記事を書く前に心得る3つのこと
ここでご紹介するライターにとっての「心得」が非常に大切です。
この事を認識していないと「誰のために書いている記事なのか」「なんのために書いているのか」を見失ってしまうからです。
それでは、記事を書く前に心得る3つのことをご紹介します。
1.読者を知る
皆さんは、「3つのNOT」と言う言葉を聞いたことがありますか?
これは、WEBライティングやコピーライティングの業界では、読者の特徴を表現した非常に有名な言葉です。
読者の特徴として
- Not Read(読まない)
- Not Believe(信じない)
- Not Act(行動しない)
この3つのことを前提として、記事を作成しなくてはいけません。
ただ書いていくのではなく、まずは読者に「読んでもらえるには?」どうすべきなのか。
そして「信じてもらうには?」どのような構成にする必要があるのか。
最後に「行動してもらうためには?」どんな後押しが大切なのか。
読まれる記事を書くためには、3つのことを考え、工夫しながら作成していくことが重要になります。
2.ペルソナ(記事の対象者)を明確にする
「ペルソナ」とはマーケティングの分野で使用されている言葉ですが、「自社の製品やサービスの典型的なユーザーを体現する仮想的な人物像」という意味になります。
私は、ライティングにおいてもこのペルソナ設定が凄く重要なことだと感じています。
「年齢」「性別」「職業」だけでなく「住んでいるところ」「家族構成」「どんな悩みを抱えているか」などできるだけ細かく読者の人物像を設定することが大切です。
そうすることで、より限定した読者の胸に刺さる質の高い記事を作成することができます。
参考までに今回私が書いたこの記事のペルソナはこちらです。
- 「30歳代男性 会社員 家族構成 妻 子供あり」
- 「現在の会社の給料では、将来的に不安があり、副業でライティングを始めようと決意」
- 「しかし、クラウドソーシングを利用し、案件獲得を目指すがなかなか獲得できず」
- 「記事を作成する上での考え方や基本的な書き方に悩みを抱えている新米ライター」
私自身もできるだけ、詳細にペルソナ設定するように心がけています。
3.読者のニーズを深堀りする
ペルソナが設定できたら、そこから読者が「どんな悩みを抱え」「何を必要としているのか」を探る必要不可欠です。
この作業が「ニーズを深堀する」ということです。
具体的な方法として「顕在ニーズ」と「「潜在ニーズ」を探っていく方法があります。
顕在ニーズとは、読者にとって「はっきりと形に表れているニーズ」のこと。
自分の想定した読者の必要としているニーズや欲求になるので、比較的リストアップしやすいと思います。
顕在ニーズがリストアップできたら、次に「潜在ニーズ」まで深堀していくことが必要です。
潜在ニーズとは、「読者自身が明確に認識していないニーズ」のこと。
顕在ニーズは、より読者目線、読者思考で考えていかなくていけません。
ここまで読者のニーズを深堀りすることで、表面的な内容の記事ではなく、より読者に読んでもらえる質の高い記事になります。
Webライターが読まれる記事を書く前に準備する3つのこと
Webライターが記事を書き始める前に準備しなければいけない3つのことについて説明していきます。
この準備をすることで、記事の「質」や「作成スピード」に大きく関わってきますよ。
「なんだか面倒くさいな」と思わずに、しっかり取り組んでくださいね。
それでは、1つ1つ説明していきます。
1.上位表示するためのキーワードの選定
キーワードの選定は、記事を作成する上で非常に重要なポイントとなります。
なぜなら、作成した記事をgoogle検索上位に表示するために検索キーワードが密接に関係しているからです。
具体的な例を出すと。。。
「30代で新しい職種に転職を考えている人のための記事」を作成するとしたら、どのようなキーワードを選定しますか?
多くの方が「30代 転職」と言うキーワードを選定すると思います。
でも、この2つのキーワードで検索したとしても、検索範囲が広すぎて作成した記事が上位表示される可能性は、非常に低いです。
上位表示されなければ、自分が想定した読者にも読んでもらうことができないでしょう。
そこで「30代 転職 未経験」「30代 転職 別業界」などキーワードを増やしてあげることで、記事を上位表示しやすくし、想定読者にも読んでもらう機会が増えることになります。
以上のことから、記事を作成する上でキーワードの選定は非常に大切な作業になります。
一方で、クラウドソーシングなど案件をする場合は、キーワードが指定されることがほとんどです。
キーワードが指定された際に必要な事前準備が次の項目の「ライバルサイトを調べる」になります。
2.ライバルサイトを調べる
「ライバルサイトを調べる」とは、指定のキーワードで実際にGoogle検索をしてリサーチすることです。
詳しく順を追って解説します。
- Googleでキーワード検索する
- 表示された1ページ目のサイト(上位10サイトぐらい)を実際に見てみる。
- 上位サイトの「タイトル」「見出し」「文字数」「作成者」などをチェックする
※この時詳しい内容まで読んでしまうと、作成時どうしても似た内容になってしまうため、サラッと流す程度で内容を確認することをおすすめします。
3.構造シートで書きたいことを整理する
ライバルサイトを調べ終わったからと言って、すぐに記事作成を始めてはいけません。
他のサイトを参考にするところ、または自分のオリジナリティを出すところを明確にする必要があります。
それを踏まえて最初に、自分が書きたいと思ったことを自由に箇条書きにしてみてください。
箇条書きにした内容一つひとつがパーツとなり、そこから記事全体の流れや構成を考え、パズルのように組み立てていくイメージになります。
この時、箇条書きにした内容が「見出し2」なのか、「見出し3」に当たるのかを整理して見ていくと、記事全体がイメージしやすくなるはずです。
実際に私もこの記事を作成する上で、Excelを使用し、他サイトの見出しをまとめ、記事の全体的な構成をイメージしてから執筆をしています。
【基本編】読まれる記事を構成する4つの項目ごとにポイント紹介します
ここでは、読者にとって読みやすいだけでなく、少しでもGoogle検索で上位を目指せるようにSEO対策も考慮しながら、記事を構成している「タイトル」「導入文」「本文」「まとめ」を作成する上でのポイントをそれぞれ解説していきます。
1.タイトルを作成する上での4つのポイント
1.どのようにして読者に興味を持たせるか
タイトルは読者が一番最初に目にする重要な部分です。
「読者が抱えている悩みを解決できる記事なのか」を内容だけでなく、視覚的にも読者にアピールする必要があります。
手法としては、強調したい単語を【】で囲んだり、「!」などの記号を使用する方法があります。
2.使用するキーワードをできるだけタイトルの先に使用する
これはキーワードをできるだけタイトルの先(左側)に使用すると言うことです。
SEO対策と言うよりも、検索された時のタイトルの見え方に影響します。
タイトル全体にキーワードを散りばめるよりも、タイトルの先にまとめた方が目に止まりやすいという感覚的な部分です。
読者からの見え方が変わるとクリック率が変わります。
クリック率が増えれば、自然と検索順位も上がってくるという訳です。
3.具体的な数字を入れる
具体的な数字を入れるというのは、「〜の失敗しない3つ方法」「〜が上手くいく5つのコツ」のようにタイトル内に数字を入れてあげることです。
タイトル内に数字はなぜ必要だと思いますか?
Google検索する際の読者は、より効率的に悩みを解決したいという心理が働いています。
そこで悩みに対する具体的な解決策の数を提示してあげることで、より読者心理に突き刺さる効果があるのです。
実際にこの記事のタイトルも「Webライター必見!読まれる記事の書き方と知っておくべき心得3つ紹介します!」のように数字を入れて表現していますね。
4.文字数を40文字前後にしましょう
40文字前後というのは、Google検索した時に、検索結果として表示されるのが大体40文字になります。
限られた文字数の中で、「より読者に関心を持ってもらうようなタイトルを作成しましょう」ということです。
絶対に守らなければいけないという訳ではなく、目安として考えてもらえれば大丈夫です。
2.導入文(リード文)を作成する上で大切な6つのポイント
導入文とは、タイトルの次に読者が目にする文章であり、記事の中で目次や見出しの前に記載されているものです。
一見読み飛ばされそうな感じもありますが、記事の中で非常に重要な役割を担っています。
それでば、導入文を作成する上でのポイントを解説していきます。
1.導入文が記事の中で重要な理由
導入文(リード文)はタイトルと同じぐらい重要です。
導入文で読者が興味を持たなければ、ここで読むのをやめてしまうでしょう。
読者の心を惹きつけることができれば、記事を最後まで読んでもらえる可能性が高くなると思いませんか?
最後まで読んでもらえることで、サイトの滞在時間も長くなり、Googleの評価も自ずと上がります。
Googleの評価が上がれば、記事が上位表示されるという訳です。
私がタイトルと同じくらい重要だと言う理由がここにあります。
2.読者が共感できる部分を記載する
「読者が共感できる部分を記載する」とは、実際に読者が持っている悩みを文章の冒頭に記載することです。
悩みを提示する時のポイントとしては、設定したペルソナがどんな悩みを抱えているのかイメージしてあげることが大切になってきます。
ペルソナの設定をより詳細にすることで、より具体的な解像度の高い悩みを提示することができるようになりますよ。
この記事を具体的な例として挙げてみましょう。
「ライターとして、記事を作成してみたけど、なかなか上手に書けないな・・・」
「記事作成する際の要領が悪く、時間ばかりが過ぎてしまう」
「せっかく時間をかけてテストライティングしても、案件が獲得できない」
こんな悩みを抱えている新米Webライターの方は多いのではないでしょうか?
上記が導入文の冒頭になります。
読者が抱えているであろう3つの悩みを提示しています。
読者がこの部分を読んで「私の悩みに当てはまるかも?」「同じ悩みだ!」と思ってもらうような狙いがあります。
2.この記事を読むことで得られるメリットを記載する
読者が共感できる悩みだけ記載していても、最後まで読んでもらえません。
共感できる悩みを提示したら「この記事を読むことで得られるメリット」を記載する必要があります。
得られるメリットとはなんでしょうか?
それが悩みに対する結論(解決策)です。
この記事を元に具体的に説明します。
結論をお話しすると、記事を書く上での「心得」と「基本」が身についていないからです。(←ここが悩みに対する結論部分)
以前の私も基本がしっかり身につかないまま案件を獲ろうとしてしまい、上手くいかない時期がありました。(←悩みに対する記事作成者自身の共感部分)
でも、実際に結果を出しているライターの方が講師を務める講座を受講したり、関連書籍で知識を深めることで飛躍的にライティングスキルを向上させることができたのです。(←悩みを解決するための方法)
その結果、求人サイト関連の案件にテストライティングの末、合格することができ、現在では継続的に複数の案件を獲得できています。(←悩みを解決することでの未来の提示)
この記事の導入文ですが、読者に悩みから解決策までをシンプルに伝えることができればと思い記事を作成しています。
4.記事作成者の権威性を伝える
「記事作成者の権威性を伝える」とは記事を書いている人がどんな人が記載することです。
記事作成者がどんな人か分かれば、記事自体の信頼性が上がり、読者も安心して記事を読み進めることができます。
皆さんも記事を読んでいて、作成者が分かれば安心しませんか?
例えば、医療系の記事でしたら「医師」や「看護師」の方が書いている記事だと安心して読めますよね。
ダイエット系記事であれば「専門トレーナー」。
不動産系記事であれば「不動産会社に勤めている人や不動産所有者」など
これらが権威性にあたります。
この記事の場合も導入文で「現在Webライターとして活動している私が、実際に学んだ講座や関連書籍から得た知識。そして複数の案件を獲得してきた経験を元に作成している記事です」と記載し、少なからず権威性を示しています。
5.記事の内容を箇条書きにする
記事全体の内容を伝えるために箇条書きにすることは、非常に有効です。
理由としては、導入文を読んだ時に記事全体の内容が想像できないと、読者にとって読むことが負担になってしまいます。
皆さんも記事を読む際、記事の内容が想像できなくて「なんだか読むの面倒臭いな」と読むのを諦めた経験はありませんか?
先にご紹介した「読者を知る」という部分で「3つのNOT」についてお話ししましたが、基本的に読者は読んでくれません。
ですので、少しでも読者が「読みたくなるような」「ストレスのかからない」内容を心がけていく必要があります。
この記事でも下記のように箇条書きにして、記事を紹介しているので参考にしてみてください。
この記事では、
- Webライターが読まれる記事を書く前に心得る3つのこと
- Webライターが読まれる記事を書く前に準備する3つのこと
- 読まれる記事を書くための4つのポイント
- 読者に最後まで読んでもらうための4つの工夫
についてご紹介します。
6.読者に行動を促す
「行動を促す」とは、「この記事を最後まで読んでみてください」と記事を最後まで読んでもらえるように促すことです。
記載しなくても良いと思いますが、私の場合は「読者に対してより丁寧な姿勢」を表現したいと思い、記載するようにしています。
3.本文を作成する上での6つのポイント
1.一文一義の原則
一文一義の原則とは、一つの文章に一つの情報だけを記載するという原則です。
私も文章を書いていて時々、「自分が何を伝えたいのかわからなくなってしまう」と言うことがあります。
これを防ぐためにも、伝えたいことを絞って、シンプルに書くようにしましょう。
またサイト上での見え方もダラダラ長い文章より、短文の連続の方が読みやすく綺麗です。
2.文章表現の統一
文章表現の統一には、いくつか種類があります。
- 「です・ます」「だ・である」などの文末の統一
- 書き言葉(文語)と話し言葉(口語)の統一
- 全角・半角の統一
- 名称の統一
統一しなければならない基本的な項目を挙げてみました。
この中で「名称の統一」について具体例を挙げると
「スマートフォン」を表現する場合に、「スマートフォン」と「スマートホン」の二つがあり、どちらも間違いではありません。
しかし、文の中でどちらかに統一する必要があります。
文章表現の統一に関しては、案件を受けた企業側から依頼される場合もありますので、企業のニーズに合わせて対応していくことが重要です。
3.主語と述語を意識する
文章を構成しているものに「主語」「述語」「目的語」「修飾語」があります。
- 「主語」:誰が・何が
- 「述語」:どうする・どのようである
- 「目的語」:誰を・何を
- 「修飾語」:いつ・どこで・どんな・なぜ
記事を作成する際に「主語」と「述語」の構成を意識しながら作成することが非常に大切です。
自分が作成している文の「主語がどれか」「述語がどれか」を常に考えながら作成してみてください。
そうすることで、「目的語」「修飾語」が正しく使用され、読者に伝わりやすい文章を書くことができます。
4.PREP法の活用
PREP法は、要点をつかみ、説得力のある文章を書く際によく使用されている手法の1つです。
もちろん私もこの記事でもこの手法を活用し作成しています。
PREPの順番で話を展開するフレームワークのこと
- P(Point)→結論
- R(Reason)→理由
- E(Example)→具体例
- P(Point)→結論
この手法を身につけると、文章を書く時だけでなく、人と話す時やプレゼンテーションする時などに役立ちますよ。
5.指示語をできるだけ使用しない
指示語とは、「こそあど言葉」が代表的なものになります。
具体的には「これ・それ・あれ・どれ」です。
この表現を多用してしまうと、何を指しているものなのか不明確になり、文章の内容が曖昧なものになってしまいます。
また、読者に対しても、曖昧な表現が続くと読み返す手間をかけることになり、ストレスがかかる非常に読みにくい文章になってしまいます。
指示語は、できるだけ使用しないように心がけましょう。
6.ひらがな・漢字・カタカナのバランスに注意する
こちらは記事の見た目、読みやすさに大きく関わってきます。
ひらがな:漢字:カタカナ=6:3:1が一番ちょうど良い割合です。
また割合だけでなく、漢字、ひらがな、カタカナの連続した使用は、非常に読みにくくなりますよね?。
句読点の使用や表現の工夫が大切です。
4.まとめを作成する時のポイント
まとめ(結び)では、記事の大切なポイントの再確認と行動を促す記載をすることが大切です。
「大切なポイントの再確認」では、記事の内容を整理して、わかりやすく記載します。
箇条書きにするのも1つの方法です。
「行動を促す記載」とは、作成記事の最終目的への誘導になります。
「行動してもらいたいのか」「商品を購入してもらいたいのか」「ユーザー登録してもらいたいのか」「資料請求してほしいのか」など
作成している記事の役割によって、表現の仕方は変わってきます。
最後に読者への後押しが重要です。
【応用編】読者に最後まで読んでもらうための4つの工夫
ここでは、作成した記事がより質の高い、読者やクライアントに喜ばれる文章にするためのテクニックをご紹介します。
1.言葉の重複に注意する
言葉の重複とは、単語・文節・文型・段落それぞれの階層で発生する可能性があります。
2回の連続は黄色信号。3回連続だと完全にアウトです。
同じ言葉が連続すると文章が単調になり、テンポ良く読み進めることができなくなり、読者が途中で離脱してしまう原因になってしまいます。
具体例を挙げていくと・・
(例1)僕の父親の会社の同僚は、良い人です。→「の」の3回連続使用
(例2)「〜しました」「〜しました」「〜しました」→同じ文末の連続
(例3)ここでは日本料理の話をします。日本料理では、海外の素材ではなく、日本固有の素材を使用しています。
→「では」の3回連続
夢中になって記事を作成していくと、気づかないうちに表現が連続していることがあります。
常に意識しておくことが大切です。
2.文末のバリエーションに気を遣う
記事を読んでいると、同じ文末を繰り返している文章を時々見かけませんか?
ここでも「言葉の重複」と同じように、2回の連続は黄色信号。3回連続だと完全にアウトです。
どんなに内容が良くても、「〜ました」などの同じ文末を繰り返していると、リズムが単調になり、記事全体が幼稚な感じが出てしまいます。
文末のバリエーションとしては、「です」「ます」「〜でしょう」「〜?(疑問系)」「体言止め」などがあります。
少し工夫するだけで、全く別の文章になるので、文末のバリエーションに気を使ってみましょう。
3.具体的なエピソードを書く
ほとんどのライターが記事を作成する前に、ライバルサイトをリサーチしてから記事作成に移ると思います。
ライバルサイトの真似をしないようにしてても、限られたキーワードの中で作成しているので、どうしても似てきてしまうものです。
そんな時、記事のオリジナリティを出すための手法として有効なのが、具体的なエピソードを記載することです。
エピソードは十人十色で、ほとんど被ることがありません。
エピソードの内容が詳細で、濃いものであれば、よりオリジナリティを出すことができます。
エピソードについては、自分の体験談だけでなく、知人や他人の体験談を活用することも有効です。
また、対象者へのインタビューやアンケートをもとに内容を深掘りすることもおすすめですよ。
4.余計な単語を削りシンプルな文章を心がける
読者にとって読みやすい文章とは?
それはシンプルな文章です。そのために余計な単語を削っていくことが必要となります。
以下のものが削る必要がある単語です。
- 接続詞
- 重複している単語
- 代名詞
- 修飾語
①接続詞
接続詞は、文章の内容が上手くつながっていれば、必要ない場合があります。
一番初めに削ることができないか検討してみるべきです。
②重複している単語
先に説明した「重複している単語」で解説した通りです。
重複している単語も積極的に削っていきましょう。そうすることで、よりテンポ良く読めるシンプルな記事になります。
③代名詞
固有名詞で始まり、それを受けた代名詞が繰り返し使用される文章が時々あります。
文章の流れから、意味が通じるようであれば、2回目以降に登場する「人物代名詞」や「指示代名詞」は省いても構いません。
④修飾語
「とても」や「すごく」などの余計な副詞や形容詞も積極的に削ることが大切です。
文章を強調したい時に、多用してしまいがちですが、文章自体を冗長させてしまう可能性もあるので、使用する際は注意しましょう。
記事を作成した後に必ずべき2つのこと
ここでは、作成し終わった記事の最終確認方法について解説します。
面倒臭がって、省略してしまう作業ですが、文章を書くプロとして必ずすべき作業です。
1.誤字脱字の確認
基本的なことですが、誤字脱字の確認をしましょう。
特に固有名詞の表記の確認は細かく実施して下さい。
会社名、人物名を間違うのは失礼にあたります。
何度も繰返してしまうと、ライターとしての評価も下がってしまう可能性があるので注意が必要です。
2.声に出して読んでみる
「文章の流れ」や「読みやすさ」は、実際に声に出して読んでみることが一番です。
読んでいて違和感を感じたら、不要なものを削り、よりシンプルな文章にするように心がけてみて下さい。
最低でも2回読むことをおすすめします。
記事の書き方を学べるおすすめ書籍
ここでは、私が記事を作成する上で参考にしている書籍をご紹介します。
新しい文章力の教室 〜苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング〜
この書籍の著者は、コミックナタリー初代編集長の唐木元さんです。
「書く前に準備すること」「作成した文章のブラッシュアップ方法」「スムーズに読んでもらう方法」などを編集者の視点から、実例をもとに丁寧に解説されています。
「完読される文章とは?」を考えるきっかけとなり、私のライターとしての基盤を作ってくれた書籍です。
この記事を作成する上でも参考にしています。
さらに記事作成だけでなく、リライトスキルも身につけることができる内容になっているので、おすすめの一冊です。
売れるコピーライティング単語帖 〜探しているフレーズが必ず見つかる言葉のアイデア2000〜
こちらの書籍は、神田昌典さん・衣田順一さんの著書であり、コピーライティングに使える単語(フレーズ)がまとめてあります。
読者の心を動かす単語が体系的に記載され、私も執筆中に言葉の表現方法に迷った際に活用しています。
まとめ
この記事では、
- Webライターの記事を書く前の3つの心得
- Webライターの記事を書く前に準備すべきの3つのこと
- 読まれる記事を書くための4つのポイント
- 読者に最後まで読んでもらうための4つの工夫
についてご紹介してきました。
「心得」と「準備」をするだけで、何を書くか悩んでいた頃に比べ、執筆するスピードが劇的に変わるはずです。
そして、少しの工夫をするだけで、読者に最後まで読んでもらえる質の高い、シンプルな記事が作成できます。
この記事を参考にして、読者の皆様がワンランク上のWebライターとして活躍されることを願っております。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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